「待つ‥‥待てる」
- 2 日前
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療養中の私は(まただ‥!!)保育者になったばかりの頃のことをよく思い出している。
それは‥ギャッと叫んで、飛び上がりたいほどの恥かしさやくやしさが多いのを白状しておく。
昔、昔‥資格をとり保育士になって大張り切りの私は、いわゆる大人の云うことをきくこと、
友だちとケンカをしないこと。をいい子とするのはちがうと考えていた。自分の気持ちを主張することも
大切にしようと、子どもに伝えたいと思っていた。そのせいで、他の保育者や保護者とぶつかることもあったが‥
自分の考えを持ちしっかりそれを伝え行くことも大切に生きていってほしいものだとの想いも強く持っていた。
勿論人の意見もよくきき、対立するのでなく話し合いわかり合うことも大切に。
昔、年中さんを担任していた時のこと。
おとなしいA君がいた。いつもなんとなくおどおどして、楽しそうにさわいだり、笑ったり、ケンカすることもなく
すごしているのが気になっていた私。
ある朝、みんなで、今日はなにして遊ぶのか相談をしていた時のこと。
「散歩」「江戸川の土手でかけっこ!」「ボール」「いや!おへやでブロック!!」など。
口々にやりたいことを言い合って大さわぎだ。でもA君はひとことも発しない。
「Aはなにしてあそびたい?」と、聞いても黙って答えない。
「土手に行ってかけっこ?」‥‥‥「ウン」
「ボールであそぶ?」‥‥‥‥‥‥「ウン」
「おへやでブロック?」‥‥‥‥‥「ウン」
「なんでもいいの?」‥‥‥‥‥‥「ウン」
私「Aのあそびたいことを教えてよ。なんでも言っていいよ‥」‥‥「ウン」
はやく遊びたい子ども達がさわぎはじめ、私はあきらめきれず、2人で残ることにして
子ども達は歓声を上げて外へ‥‥!
Aと私2人へやにとり残され私は切々とAに話かけた。
「Aくん、イヤならイヤと言って!」自分のしたいことを言っていいんだよ‥」A「ウン」
私はイラついて(イヤだと言わせたい!!!)しまった
「じゃA,お尻ペンしてもいいの?」‥‥「ウン」
「いやでしょう!イヤならイヤと言ってよ!」(私は泣きそう‥‥)
そんなやりとりをどれ位やったんだろう。私はなみだが出た‥‥この子がお尻ペンなんて
イヤだ!イヤに決まってる「イヤ」と言ってほしい‥‥!!
私の涙をみてAはびっくりしたようで、そのうち自分も涙ぐんでしまった。
かわいそうで、悲しくて,でもひっこみのつかない私は、
「お尻ペンなんてイヤだよねぇ~」とつぶやく。
きっと「ウン」と言うだろう‥‥Aは小さな小さな声で「ヤダ‥」と言った。
「そうだよね。イヤだよね。イヤだったよね。サア~みんなを追っかけよう‥‥」
Aの手をしっかり、にぎりしめて、散歩の列を追っかけた私とA。
なんで、私は待てなかったんだろう‥‥子どもは子どものなかで、待てば必ず成長するハズ。
わかっていても、待てなかった私。なんであんなに焦っていたんだろう‥
Aくんごめんね。私につめよられてイヤだったよね~。こわかったよね。
ア~ア。後悔しかない。昔、昔の浅はかな私。